※子どもを相手に、どのような内容のトレーニングを行うのか、どのような形で行うのか、という点についての問い合わせが多いことから、「横浜ピア・サポート研究会」では、既に『ピア・サポートではじめる学校づくり』(関連文献紹介を参照)という本を出版しています。
しかし、実際に学校に導入していくにあたって不安が残るので、是非自分自身が体験しておきたいという方のために、「横浜ピア・サポート研究会」では、2日間のワーク・ショップを行います。
内容は、ピア・サポート・プログラムの最初の段階で行う「基礎的な社会的スキル・トレーニング」の実技講習と、その次の段階で行う学校内の「活動」の組み立て方についての講話から構成される、2日間のワークショップです。
「日本のピア・サポート・プログラム」は、スキル・トレーニングだけで子どもを変えるプログラムではありません。ですから、実技講習だけで終わることなく、実際に学校に導入する際に必要となる体制づくりやその際に大切な観点や手順等についても、学んでいただきます。また、そうした導入を前提としたワークショップという性格ですので、同じ学校からの複数の参加をお勧めしています。
参加費は、2日間で1万円です。事前に、メールかFAXでの申し込みが必要です。申し込み人数が少ないときには、キャンセルになることもあります。
会場は、横浜市教育会館(横浜市西区紅葉ヶ丘53、桜木町駅から徒歩10分、下の図を参照)です。
2002年度ワークショップ
今年度のワークショップは、「日本のピア・サポート・プログラム」を学校に導入するための具体的な手だてを先進校の実践に学びつつ、参加者同士で意見交換することで年間の見通しを持つことを中心に、開催しています。来年度から導入しようと考えている学校には参考になる企画だと自信を持ってお勧めします。そういう意味合いからも、学校の運営に中心的に関われる方々の複数の参加が望ましいと考えます。
○2回目 12月21日(土)22日(日)
中学校でピア・サポートの実践に取り組んでいる学校を中心に実践提案がありました。職員の年齢構成や管理職の取り組み方など、ピア・サポートの導入が実現するには、さまざまな要因があることが分かりました。しかし何より、教職員の連携・協力が何より大切であることを確認しました。また、学校の伝統としていくためには、保護者へ知らせることも大切な手段でであることも確認できました。
○1回目 7月27日(土)28日(日)
今回は、これから学校にピア・サポートを導入したいと考えている人のために、ピア・サポートの理論編、実践校の取り組みの紹介、具体的に導入するための話し合いを中心に、二日間のワークショップを行いました。全国からの参加者が共通の問題としたのは、今の学校でいかに教職員の連携・協力が困難であるか、についてでした。「日本ピア・サポート」が目指すのは、子どもが育つための「学校づくり」です。一番困難な教職員の「協力・連携」を避けて通ることはできません。何とか突破口を見いだすための「日本のピア・サポート」だと考えています。形だけ、「領域ー1」「領域ー2」を導入することではなく、子どもが育つ仕組みができているかどうかについて、継続して定例会で学校での実践を報告しながら、研究を深めましょう。
2001年度ワークショップ
○1回目 6月24日(日)
今回は、これから学校にピア・サポートを導入したいと考えている人のために、ピア・サポートの理論編、トレーニング2コマ、「領域-2」の活動についてを中心に、一日間のワークショップを行いました。
○2回目 2001年7月27日(金)、28日(土)
○3回目 2002年2月23日(土)