関連文献紹介

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市販の図書

滝充編著『改訂新版 ピア・サポートではじめる学校づくり 中学校編』金子書房、2004年(2400円)

2000年に出版され、増刷を重ねてきた中学校編が、新しくなりました。実際に「学校づくり」を進めた実践例の紹介、小学校編以降に整理された「領域-1」と「領域-2」の考え方等、3分の2以上が新しくなりました。

「予防教育的な生徒指導」の観点に立って、子ども自らが「絆づくり」を進められるよう、教職員はどのような取組を展開していけばよいのかを解説。
「はじめに」「おわりに」をダウンロードできます。

滝充編著『ピア・サポートではじめる学校づくり 実践導入編』金子書房、2002年(1600円)

2001年12月17日発売開始。金子書房に注文、または書店で購入できます。

「領域-2」をどのように小学校や中学校で展開していけばよいのかを中心に、校内研修の仕方を含め、詳しく解説。

滝充編著『ピア・サポートではじめる学校づくり 小学校編』金子書房、2001年(2000円)

金子書房に注文、または書店で購入できます。

小学校におけるピア・サポートを中心に、「領域-1」「領域-2」という形で、「見通し」と「広がり」について詳しく解説。

『ピア・サポートで始める学校づくり』表紙

※改訂新版の出版に伴い、絶版となります。

滝充編著『ピア・サポートではじめる学校づくり 中学校編』金子書房、2000年(2200円)

日本で初めての本格的なピア・サポートの本。

日本の学校に適した「ピア・サポート・プログラム」の考え方や組み立て方、トレーニングの方法について詳述している。

滝充『学校を変える、子どもが変わる』時事通信社、1999年(1600円)

ピア・サポートの歴史や考え方を紹介。ほかにも、新しい学校づくりのために大切となる、考え方やアイディアが提案されている。

国立教育研究所『ピア・サポートの技法を活かした生徒指導の取り組み』2000年

ピア・サポートに関する日本で初めての国際フォーラムの記録集。

国内の実践と海外の動向について、報告されている。

※この報告書は既に在庫がないそうです。その代わりに、同じ内容を収録した『「教職員」・「子ども」・「地域」ではじめる学校づくり―予防教育的な生徒指導の推進のために―』2003年ができあがっています。
 必要な方は、
国立教育政策研究所生徒指導研究センター(TEL 03-3519-8724 FAX 03-3593-5612)までお問い合わせください。



教育雑誌の論文等(ダウンロードできます)

滝充・松田満理子・吉井祐司・野川智子・新夕雅彦「いま、子どもに育てたい「社会性」とは?」『総合教育技術』2004年5月号

「社会性の育成」をうたう幾多のトレーニング・プログラムが、実証的な研究の裏付けを示せない中で、着実に子どもの「社会性」を育むことに成功し、その効果をデータによって実証している「日本のピア・サポート・プログラム」とは、どのような実践なのかを、具体的な実践例に基づいて紹介。

滝充・望月和代・鈴木惠子・松田満理子「ピア・サポート」『健康教育』2004年1月号

「日本のピア・サポート・プログラム」に養護教諭はどのように関わることができるのか、小学校と中学校の実践を紹介。「トレーニングで子どもを変える」のではないピア・サポートとは、どのようなものなのかについても解説。

宍戸美喜子「学校全体でコミュニケーション力を高める ーピア・サポートプログラムの実践」『児童心理』2003年10月臨時増刊号

6年生が我慢して取り組むことになりがちな「お世話活動」を、「日本のピア・サポート・プログラム」の考えに沿って学校全体で取り組むことにより、6年生が「自己有用感」を獲得しコミュニケーション力を高めることに成功した実践の紹介。

小野貴美子・財前昭仁・藤田敦「スクールカウンセラーと教師の協働の一実践 ―ピア・サポートプログラムの実践を通して―」『大分大学教育福祉科学部付属教育実践総合センター紀要』第20号、2003年3月

学校づくりの取組である「日本のピア・サポート・プログラム」に、スクールカウンセラーはどのような関わり方ができるのか、その関わりがどのような効果をもたらすのか、という試験的な取組の結果をまとめたもの。

滝充「「日本のピア・サポート・プログラム」と予防教育的生徒指導」『月刊生徒指導』2003年1月号

子どもの主体性を軽視した「治療的」アプローチと、子どもの主体性を育むことを最重視した「教育的」アプローチの違いを前提に、予防教育的な生徒指導の具体的な実践例である「日本のピア・サポート・プログラム」について論じたもの。

野川智子「異年齢のかかわりを育む −ピア・サポート」『児童心理』、2003年1月号

多くの学校で実施されている「縦て割り班」の活動を、「日本のピア・サポート・プログラム」の観点から位置づけた実践の報告。

滝充「生徒指導の理念と方法を考える −生徒指導モデルと事後治療的・予防治療的・予防教育的アプローチ−」『生徒指導学研究』創刊号、2002年8月

「社会性を育てる」と称する類似の実践と、「日本のピア・サポート・プログラム」との違いを、「生徒指導モデル」によって明確に指摘。子どもの主体性を軽視した「治療的」アプローチとは異なり、子どもの主体性を育むことを最重視した「教育的」アプローチについて、理論的に論じたもの。

田中涼一「ピア・サポート −お世話活動を通した子どもの社会性発達支援」『児童心理』2002年8月臨時増刊号

単なるカウンセリングの技法として論じることのできない、「日本のピア・サポート・プログラム」の特徴を、実践例をふまえて解説したもの。

松田満理子「子どもの規範意識の育成と「日本のピア・サポート・プログラム」」『教職研修総合特集』読本シリーズNo.152、2002年6月

「日本のピア・サポート・プログラム」は、子どもの社会性をどのように育んでいくプログラムであるのかを、「社会規範」との関わりで論じたもの。

松田満理子「話を聞かせる授業づくり ピア・サポートの実践から −友だちの話を聞く」『児童心理』、2002年2月号

「話を聞ける子ども」という課題は、単なるスキル・トレーニングで達成できる問題ではない、という観点から、「日本のピア・サポート・プログラム」の考え方を解説したもの。

滝充「「日本のピア・サポート・プログラム」とスクールカウンセラー」『臨床心理学』2002年1月号

子どもに相談活動をさせる、いわゆる「ピア・カウンセリング」の問題点と、そうした問題点を克服すべく開発された「日本のピア・サポート・プログラム」の特徴について論じたもの。



国立教育政策研究所生徒指導研究センター

総括研究官 滝充のページ

「日本のピア・サポート・プログラム」だけでなく、広く生徒指導全般にわたる著者の文献が掲げられている。一部はダウンロード可。