靴ずれブロック
新品の登山靴を買って、いきなり山歩きをすると、思わぬ靴ずれに悲鳴をあげる時がある。
出だしは順調なものの、しばらくすると踵のあたりに違和感を感じ始める。まあ、大丈夫だろうと歩き続けると、やがてとんでもない痛みに襲われる。
恐る恐る靴下を脱いで見ると、痛いはずだ、すっかり踵の皮がめくれ上がっている。
もうこうなっては手遅れだ。登りも下りもどうにもならない。応急手当として、タバコの外箱のセロファンを入れて摩擦を少なくするなんて技もあるが、もう後の祭りだ。
歩く前からしっかりと靴ずれ防止策をとるべきだ。
こうした製品はいろいろあるが、試した中ではこいつは完璧だ。なんといっても、もう一枚の分厚い皮膚で覆ってしまい、さらに踵の滑りもいいので、多少のことでは靴ずれはまず起きない。
皮膚にぴったりと密着し、風呂に入ってもはがれないほどだ。靴ずれを起こした後や、その他の傷の保護としても使えるが、問題は剥がす時だ。あまりに密着しすぎて、自分の皮膚まで剥がれてしまう。(2003/6)