
長野県東筑摩郡四賀村/小県郡丸子町(標高1330m)
中山道がつくられる以前の主要街道、東山道の峠として栄え、「万葉集」にも歌われている。
上田側は特に急な断崖に近い様相をしているため開発が遅れ、現在はほとんど使われていない。
峠上には茶店が1軒あり、北アルプスの展望がよい。東麓には鹿教湯温泉がある。

10月だというのに、もうこのあたりは冬の気配。日も落ちてくるとぐっと冷え込んでくる。
沓掛温泉に着いた頃には、すっかり夕暮れになっていた。
静かな旅館にはもう炬燵が用意されており、夕食の鍋と熱燗が心と体を温めてくれた。
翌日、保福寺峠へ向かう。
静かな林道であった。行き交う車もなく、適度に締まったダートを低いギヤで登っていく。
走り出せばこの季節、ニッカーがちょうどいい。
登るに暑くなく、下るに寒くない。
そしてハンチング。昔乍らのオールドスタイルだが、ランドナーにはこれが良く似合う。
最近、ほとんどこうしたクラシックスタイルのサイクリストを見かけなくなった。
一見、滑稽に写る姿であるが、機能的にも良く考えられたスタイルだ。
峠には茶店があったが、残念ながら閉まっていた。
ドライブインなんて書いてあるから、結構車で来る人も多いのかもしれない。
誰もいない峠でティータイム。
冷えた体にコーヒーがおいしい。
生憎、ガスっていて見晴らしはきかない。
その後の武石峠までの荒れた林道、眼下の見事な雲海、そして美ヶ原。この夜行一泊二日のコースは旅情に溢れる見事なコースであった。
@所要時間:9時間14分 走行距離:65.8km 最高速度:67km
A所要時間:9時間42分 走行距離:59.4km 最高速度:57km