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暖房手袋



雪を求めてわざわざ出かけることもある。雪対策を考えて、暖かい装備を揃えるが、どうしても無防備なのが指先、足先だ。

防寒具はいいものが多く出回っており、しっかりとしたものを選べばツーリング中に寒くてたまらないということはないだろう。

ところが指先、足先に関してはなかなかいいものがなかった。せいぜい厚手のグローブを使うか、手袋、靴下の2枚重ねぐらいの対策しかとれない。

平地を走っているときなら、自分の発熱もあってそれほど寒さを感じないが、ダウンヒル、それも日が落ちてからの下りとなるとそれは強烈に寒さが襲ってくる。

もう寒いというより、痛いというほうが正しく、防水仕様の手袋でなければ指がちぎれそうに痛くなり、熱湯に指を入れたいというぐらいの感覚になる。
何かいいものはないかとインターネットで探し回って通販でひとつ見つけたのがこれ。


スウェーデン製らしいがなかなかよくできている。まずは防水仕様のアウターグローブ。中は起毛でこれだけでも暖かい。

そしてインナーはメッシュ地で親指以外の4本に発熱体が入る。発熱体と電池ボックスがコネクターケーブルでつながる。電池ボックスにはNi-MH単3電池が2本入る。

電池ボックスにスイッチがないのが残念だが、電池をセットするとすぐにじわじわと暖かくなる。

10分もすると手の甲がぽかぽかしてくる。手首に位置する電池ボックスも邪魔にならず、指先の動きも厚手のグローブより軽快だ。

バイクに乗ってもブレーキ操作、アクセル操作に支障はでない。ただし、電池の持続時間がそれほど長くない。暖かさを感じられるのは最初の1時間ぐらいか。後は徐々にぬるくなって行く。

予備電池があればいいが、ない時は使う場面を考えたほうがいい。


 


おすすめ指数 ★★☆☆☆