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アルコールストーブ



またポチっとしてしまいました。だって、送料込みで549円という安さは異常でしょう。

これじゃ物流費を馬鹿にしてますね、ホント。
 


収納袋までついてこの値段。

安かろう、悪かろうだったら納得ですが、届いた品物はかなりの上出来です。


ビール缶で自作する人もいますが、これなら買った方が全然お得です。

機能さえしっかりしていれば、有名ブランドでなくても構いません。

さっそくテストしてみましたが、確かな炎が立ち上がりました。
 


さて、このアルコールストーブをどうしようかと考えていたのですが・・・

サイズ的に、あの腐りかけたパイトーチと組み合わせて何とかならないかと・・・


パイトーチのコンパクトさ、軽量さは優秀です。

今でもアウトドアの道具、それもソロツーリングの世界では捨てがたい一品です。


パイトーチのストーブ部分が老朽化してきたので、このアルコールストーブを代用できないか・・・

と悩んだ結果、こうなりました。

うまいこと、なにも加工することなく、パーツの組み合わせで見事に使える姿になりました。

 


とりあえず、燃料はフィルムケースに入れて収納してみます。

こんな容量ではコーヒー一杯分ぐらいの燃焼しかないでしょうが、すべてを収めたいだけです。

細身のライターもうまいこと収まって、すべてがコンパクトに片付きました。
 


火力調整用のふたですが、ちょうど事務用のクリップのつまみがピッタリ入ります。

これを使えば、使用中の火力調節も便利そうです。
 


まあ、こうした道具は実戦で使わないとなんとも言えません。

さっそく、いつもの場所へ持ち出して、コンビニで仕入れた冷凍鍋でテスト開始。
 


まずは、フィルムケースの燃料を投入して着火。

今日は風もないいいコンディションでしたが、約3分ぐらいで燃え尽きました。

まだまだ冷凍鍋は氷の塊で、かなり手ごわそうです。
 


持ってきた燃料を追加投入します。投入量は最初の2倍ほど。

合計フィルムケース3本分ぐらいでしょうか。


本来のパイトーチと比べて、炎の出る範囲が広く面積も大きいので、燃焼効率は高そうです。

その反面、燃費はかなり悪く、意外と燃料がなくなるのが早いです。
 


溶けだせば、あとは沸騰するまでは早く、アツアツのちゃんぽん麺をいただくことができました。

ノンアルコールビールをモンベルのタンブラーでいただきます。

モノレールが通過する景色を眺めての鍋ランチは、なかなか素敵なもんです。


食後のコーヒーをいただきます。

これぐらいのお湯を沸かすのであれば燃料もわずかで済みます。
 


今回いろいろと試してみましたが、やっぱりツーリングには無理があるなと感じました。

アルコールストーブは、一度火をつけたらなかなか調整ができない。


途中で火力を調整したり、長時間グツグツ煮込んだりということは難しい。

一気に沸騰させる、という使い方には向いているけれど、調理用の道具ではない。


カップラーメンを作る、レトルト食品を温める、コーヒーをいただく・・・

こんな使い方がやっぱりお似合いみたいです。
 

(購入 2019年7月)


おすすめ指数 ★★★☆☆